「業務の流れを1枚の図にしたいけれど、何から伝えればいいのか分からない」「イラストを頼みたいが、手元の資料がバラバラで説明しづらい」――そんなふうに感じたことはありませんか?
業務フローの図解は、絵のうまさ以上に「何をどの順番で見せるか」で仕上がりが決まります。そして、その土台になるのは発注前の情報整理です。この記事では、業務フローを1枚のアイソメトリックイラストにまとめる前に、ご担当者様に整理しておいていただきたい情報を5つに分けてご紹介します。完璧にそろえる必要はありません。「このあたりを考えておけば話が早い」という目安としてお使いください。
業務フローを「1枚」にするメリット
業務の流れは、本来時間の中にしか存在しないものです。現場に立っても、写真を撮っても、流れそのものは目に見えません。文章やフローチャートで説明すると、どうしても長くなり、読む人の頭の中で組み立て直してもらう必要があります。
アイソメトリックイラスト(斜め上から見下ろす立体的な図法)なら、場所・人・モノ・情報の動きを1枚の中に配置できます。「誰が」「どこで」「何を受け取って」「次に渡すのか」がひと目で分かるため、社内研修、サービス紹介、採用ページ、提案資料など、説明する場面が多いほど効果を発揮します。
1. その図を「誰に」「どこで」見せるのか
最初に決めておきたいのは、見る人と使う場所です。同じ業務フローでも、見る人によって描くべき内容は変わります。
- お客様向け(サービス紹介・営業資料) → 細かい社内手順より「頼むと何が楽になるか」が伝わる構成に
- 社内向け(研修・マニュアル) → 手順の抜けや順番の正確さを優先
- 採用向け → 働く人の姿や、チームで仕事が回っている様子を中心に
あわせて、Webサイト・パンフレット・スライドなど掲載先と大きさも分かると、描き込む情報の量を決めやすくなります。
2. 流れの「始まり」と「終わり」
業務フローは、どこからどこまでを描くかで印象が大きく変わります。「お問い合わせから納品まで」「入荷から出荷まで」「申し込みから利用開始まで」のように、始点と終点を一言で言える状態にしておくと、構図の骨組みがすぐに決まります。
範囲を欲張りすぎると、1枚の中が窮屈になります。伝えたいことが多い場合は、「全体の流れが分かる1枚」と「重要な工程を拡大した1枚」に分けるのもおすすめです。
3. 登場する「人」「場所」「モノ・情報」
次に、流れの中に出てくる要素を書き出します。箇条書きのメモで十分です。
- 人:お客様、受付担当、現場スタッフ、管理者など
- 場所:店舗、事務所、倉庫、工場、オンラインなど
- モノ・情報:書類、商品、データ、連絡、お金など、工程の間で受け渡されるもの
とくに大切なのは3つ目の「受け渡されるもの」です。業務の流れは、モノや情報が人から人へ渡っていく動きそのものです。何が渡っていくのかが分かると、矢印や小物でその動きを描き出せます。
4. いちばん伝えたい「変化」や「ポイント」
1枚の図の中で、すべてを同じ強さで見せることはできません。「ここだけは必ず伝わってほしい」という点を1〜2個決めておくと、配置や色づかいで自然に目が行くように設計できます。
たとえば、「手作業だった確認がシステムで自動化された」「窓口が一本化されてお客様の待ち時間が減った」など、流れの中で何が変わるのかが主役になる図解は、見る人の記憶に残りやすくなります。変化そのものを見せたい場合は、導入前と導入後を並べるBefore/Afterの構成も向いています。
5. 手元にある資料と、見せてはいけない情報
最後に、参考になる資料をまとめておきます。形式は問いません。
- 既存のフローチャートや手順書(手書きのメモでも大丈夫です)
- 現場や店舗の写真、レイアウト図
- 使っているシステムの画面イメージ
- ブランドカラーや、トーンの参考になるイラスト
あわせて、社名・ロゴ・数値・お客様情報など、図に入れてはいけないものも最初に共有いただけると安心です。公開できない内容は、架空の名称やぼかした表現に置き換えて描くこともできます。
情報がそろっていなくても、ご相談いただけます
ここまで5つの項目をご紹介しましたが、すべてが決まっていなくても問題ありません。実際には「流れがまだ社内でも整理しきれていない」という段階でご相談いただくことも多く、ヒアリングを通して一緒に整理していくところから始められます。
アイソメトリックイラストの制作で大切にしているのは、目に見えない流れや仕組みを、ひと目で分かる1枚にすることです。言葉で説明すると長くなる内容ほど、図解にする価値があります。打ち合わせはオンラインで完結しますので、遠方の方もお気軽にどうぞ。
まとめ
- 誰に・どこで見せる図なのかを決める
- 流れの始まりと終わりを一言で言えるようにする
- 登場する人・場所・受け渡されるモノや情報を書き出す
- いちばん伝えたい変化やポイントを1〜2個に絞る
- 手元の資料と、図に入れてはいけない情報を共有する
「うちの業務も1枚にできるかも」と思ったら、ぜひお気軽にご相談ください。大阪を拠点に、業務の流れや仕組みを伝えるアイソメトリックイラストをご提案します。

