上場企業のIRご担当者様が代理店・制作会社と一緒に作る「統合報告書」。長年、文字と数字中心で作られてきたこの資料、近年は「いかに読み手に伝わるか」を重視してイラストやインフォグラフィックを取り入れる企業が増えています。
この記事では、13年間で900案件、上場企業を含む多くのIR資料やサービス紹介資料に関わってきたイラストレーターの立場から、IRご担当者様や制作ご担当者様が「ここをアイソメやインフォグラフィックにしたい」と思うときに参考になるポイントと依頼コツをまとめました。
なぜIR資料に「イラスト・図解」が重要になったのか
統合報告書の読み手は、機関投資家、アナリスト、個人投資家、取引先、将来の採用候補者など多様です。会計・財務に詳しいプロだけではなく、「この会社と今後関わるかを判断したい」人たちも読みます。
その際、文字だけの説明だと「この会社の事業構造」「サプライチェーン」「ESG施策」「中期経営計画」といった複雑なテーマをひと目で理解してもらうのは難しいものです。そこでイラストやインフォグラフィックの出番になります。
IR資料でアイソメトリックイラストが効く5つのシーン
1.事業構造図・グループ会社マップ
グループ会社や事業セグメントを、テキストの箱並べではなく「街並み」「建物」をモチーフにしたアイソメトリックで表現すると、全体像が一枚で伝わります。
2.サプライチェーンの可視化
原材料調達から製造、流通、販売までをアイソメ表現で並べると、「どの工程でどんな技術や人が動いているか」がクリアに伝わります。表とテキストの説明より、人が読み進めやすい表現です。
3.ESG・サステナビリティ施策の図解
CO2削減・ダイバーシティ・地域貢献など、ESG領域は「見えにくい価値」を伝える領域。アイソメやフラットスタイルのイラストで人・自然・企業の関係を視覚化するとイメージが一気に伝わります。
4.中期経営計画のコンセプト図
「3カ年で売上を1.5倍に」というストーリーを、アイソメで「Before-During-After」のステップを示すとわかりやすくなります。抽象的なスローガンを「実際の姿」として見せられるのがイラストの強みです。
5.財務ハイライトのインフォグラフィック
売上高や営業利益の推移を、棒グラフだけではなく、アイコンとアイソメイラストと組み合わせて「記憶に残るインフォグラフィック」にすると、読み手に「この会社は伸びている」イメージを残せます。
IR資料用イラストを依頼する際の3つのコツ
コツ1:読み手の背景をデザイナーに伝える
「機関投資家向け」「個人投資家向け」で、イラストのディテール度やタッチは全く変わります。誤ったタッチのイラストは「軽い資料」に見えるリスクもあるため、ターゲット読者層をデザイナーと共有しましょう。
コツ2:コーポレートカラー・他資料とのトンマナを揃える
IR資料は企業サイト、プレスリリース、決算資料と連動して見られるもの。コーポレートカラーや採用サイトとトンマナが揃っていると、会社全体の一貫性を感じてもらえます。
コツ3:NDA・修正対応を事前に確認する
IR資料は公表前の決算数値や未公開事業計画を含むことが多く、NDA(秘密保持契約)対応が必須です。また、社内チェックで何度も修正が入るのがIR資料の特徴。柔軟に対応できるデザイナーを選ぶことが重要です。
まとめ|「読まれる」IR資料のために
統合報告書・IR資料は「作ること」がゴールではなく、「読まれて伝わること」がゴールです。「読まれる資料にしたい」「読み手の記憶に残る表現にしたい」とお考えのIRご担当者様、制作ご担当者様は、ぜひお気軽にisomeya.comまでお問い合わせください。
上場企業を含む900案件、80社以上の制作実績と、NDA対応・修正対応を含めたIR独特のフローを理解した上で、御社のIR資料に合わせたご提案をさせていただきます。お見積もり無料、企画段階でもご相談歓迎です。
